TOMOS リモートワークに徹する
1R(25.23㎡)
床は、お部屋の中でも面積が広く、毎日、素足で触れる場所。「いい床」のあるお部屋だと、とっても過ごしやすいんです。
賃貸でも、床にこだわったお部屋が増えてきています。まずはその種類を知って、「いい床」のお部屋、探してみましょう。
text : Miha Tamura from goodroom journal(2016年初出)
リノベーション賃貸でも大人気の「無垢フローリング」とは、天然の1枚板を使ったもの。
木の厚みがあって、空気を吸うのが最大の特徴。そのおかげで、夏は湿気を吸ってさらっと涼しく、冬は室内の暖かい空気を吸えば足元からあたたかく過ごせます。
インテリアに合わせるときも、木にこだわった家具をお持ちなら、床も本物の木のお部屋だと、雰囲気がぐっと上質になります。
経年変化があるので、過ごすうちにだんだんと馴染んでくる感じも素敵ですね。
パインは松の木のこと。少しやわらかい床材で、大きな節目があるのが特徴です。明るい色味なのでお部屋も明るくなりますね。ナチュラルな風合いは、北欧インテリアが好きな人にもぴったり。
堅くて丈夫なオーク材は、高級家具でもよく使われている木材です。
シックで大人っぽい雰囲気で、アイアンの家具など合わせてもばっちりきまりそう。
バーチとはカバーの木のこと。北欧家具によく用いられる、明るい色味の木です。
パイン材と比べると硬く、均等で緻密な木肌を持ち、節は目立ちません。床が主役というより、家具を引き立てる役割をしてくれる床材です。
無垢フローリングは材質もいろいろですが、貼り方にもいろんな種類があります。
まっすぐ貼るのに比べるととても手間がかけられているため、賃貸ではなかなかレアなお部屋。
見つけちゃったらチャンスかも!
こちらは「寄木貼り」という貼り方。とっても個性的なお部屋に。
憧れは「ヘリンボーン」。無垢材ひとつひとつの木目と色味を見ながら組み合わせてつくられます。
もう家具をなんにも置かずに床自体を見せたくなっちゃいますね。
一般的に“フローリング”というとこのタイプ。合板の上に薄く化粧材を張り合わせたものです。
バリエーションが豊富で、茶系以外にもブラック、白など、デザイナーズではいろんな色が使われていることも多いです。
塩化ビニールの薄いシート状の床材です。
防水性があり、キッチンやトイレなどで用いられることが多いですが、単身向けの賃貸マンションではフローリングに比べて安いため、居室もクッションフロア仕上げのものがあります。
重い家具などを置くと跡がついてしまうこともあり、多少安っぽさは否めません。
安く、柄などを楽しみたい場合にはおもいきりクッションフロアで遊んでるお部屋を選ぶのもアリです。
かなーりレアですが、デザイナーズでは思い切った素材を使ったお部屋もあります。
床をモルタルで仕上げたお部屋。海外風に、靴をはいたまま過ごせるのでSOHOの利用や、自転車を室内に置きたい方にもいいかもしれません。うまく、カーペットなどで空間を仕切って使いましょう。
屋外で使うことの多いテラコッタタイルを全面に貼ったお部屋、なんていうのも稀にあります。
インテリアグリーンが存分に楽しめそう!
お部屋探しのときには見落としがちな「床」ですが、実際に暮らしてみたらその差は歴然。
次のお引越しのときには、ちょっとこだわって、注目してみたいですね。
いただいた質問に、引越し大好きな goodroom スタッフがお答えします。
下記フォームより、お気軽におしらせください。
goodroomで東京・神奈川・埼玉・千葉の賃貸を探す
goodroomで大阪・神戸・京都の賃貸を探す
goodroomで名古屋・愛知の賃貸を探す
goodroomで福岡の賃貸を探す
goodroomで札幌・北海道の賃貸を探す
田村美葉
田村美葉
グッドルーム・ジャーナル編集部所属。エスカレーターマニアというちょっと変わった肩書きを持っていますが、インテリアやリノベーションが大好きです。グッドルーム・ジャーナルの取材を通じて、いつもたくさんのアイディアを教えてもらってます。