持たない暮らしで、自分らしく。ホテル暮らし実践者の荷物についてまとめました
ホテル暮らしをしている人たちは、どのように荷物を厳選し、モノとの付き合い方を見直しているのでしょうか。過去のインタビューから、荷物に関するトピックをまとめました。…
リアルなホテル暮らしをお届けする連載「サブスくらしの365日」。第28回目は、スーツケースひとつでホテル暮らしをしているイワタリサの、1週間着回しコーデをご紹介します。
text:Risa Iwata
私がホテル暮らしを始めてから、早くも丸3年。ホテル暮らしのサブスクリプションサービス「goodroomサブスくらし」を活用し、主に東京都内をメインに、さまざまな場所のホテルで生活しています。
そのため、持てる荷物はかなり少なめです。かつてワンルームで暮らしていたときはクローゼットから溢れんばかりの服を持っていましたが……。現在はスーツケースひとつに収まる量の服を持ち歩いています。
そのような生活をしていると、友人や知り合いから
「服が少ないのに、ファッションって楽しめているの?」
とよく尋ねられます。結論、少ない服でもおしゃれを楽しめているのですが、たしかに過去の私とはまた違った楽しみ方なのかもしれません。
1週間のコーデを振り返りながら、少ない服でファッションを楽しめるようになった理由について考えてみたいと思います。
私は平日に仕事、週末は休みという生活をしているので
・仕事の日のコーデ5つ
・休みの日のコーデ2つ
を振り返ってみようと思います。
今回、1週間で着た服はこちらです。
トップス
・ストライプのリネンシャツ(白と黒)
・無地のシャツ(白)
・ニットベスト(白)
・半袖のサマーニット(黒)
ワンピース
・ストライプのワンピース(白)
・無地のワンピース(グレー)
ボトムス
・パンツ(キャメル)
・タイトスカート(黒)
・リネン素材のパンツ(黒)
その他
・大きめのトートバッグ(キャメル)
・小さめなショルダーバッグ(黒)
・メガネ(黒)
・腕時計(シルバー)
こちらが今回1週間コーデを組んでみた、私の秋服の一部です。撮影時はまだ暖かい時期だったので、薄手の服が多めですね。
こちらは、出社する際のコーデ。ストライプのシャツに、キャメル色のパンツを合わせました。
リネン素材のトップスのおかげで、どこかリラックスした空気があります。形もパキッとしすぎず襟があるので、出社する際にもよく着ている1着です。
私はサテンやポリエステルのような素材よりも、綿やリネンなどの天然素材の方が自分に似合うなと思っています。ただスカートをトップスとは違う素材にすることで、メリハリをつけるよう意識しています。
セットアップで作られた服以外は、上半身と下半身とで違う素材の服を合わせることが多いですね。全身を天然素材で合わせてしまうとかなりリラックスした雰囲気になるので、仕事の日は素材の合わせ方を特に意識しています。
こちらはリモートワークをする日のコーデです。撮影時はまだ今よりも暖かかったため、サマーニットの半袖トップスを着用しています。
トップスは、ほどよいサイズ感がお気に入りポイント。着ていてリラックスできつつ、形がほどよく締まっているので、仕事で外出する日でも問題なく着れます。
トップスがシンプルな分、ボトムスは月曜日と同じキャメル色のパンツを合わせました。シンプルな色合いで統一するだけでなく、アクセントとしてカラーを加える着こなしも好きです。
この日は気分を変えて、ツヤ感のある素材のトップスを着てみました。綿やリネンの服とはまた違ったトーンの素材なので「今日はフォーマルな雰囲気にしたい気分かも」という日に活躍してくれます。
スカートも少しタイトなものを選び、フォーマル感が強めなコーデにしました。タイトなシルエットのスカートですが、リラックスしたトップスに合わせても自然とマッチします。付属のベルトを使えば、サロペットのような着こなしも可能です。
合わせる服によって、いろいろなムードを楽しむ、そんな着こなしが好きなのかもしれません。
この日は月曜日に着ていたシャツと、タイトなスカートを合わせてみました。襟を内側に折り込んでみたら、また違った雰囲気を楽しめます。
前日のフォーマルな感じとは違い、きちんとしながらもどこかリラックス感の漂うコーデ。トップスの素材を変えるだけで、全身の雰囲気が大きく変わりますね。このスカートはいろいろなトップスに合わせられるので、万能アイテムとして重宝しています。
全身のカラートーンがシンプルなので、トートバッグで差し色をプラス。昨年カラー診断を受けてからは自信を持って、自分に合う色をコーデに加えられるようになりました。
水曜日に着ていたシャツに、ニットのベストを合わせてみました。フォーマルに着こなせるトップスですが、重ね着すればまた違った雰囲気が楽しめます。丈も長めなので、着回し性能の高さがお気に入りポイントです。
服を買うときは必ず試着するようにしていますが、このベストはあまりにかわいくて衝動買いしてしまいました。柄がかわいいけど主張しすぎず、形もシンプルなので、いろんな服に合わせられます。
ボトムスはリネン素材のズボンです。トップスが光沢感のある素材なので、下はまた違った素材のものを選んでいます。
この日は休日のお出かけへ。仕事の日よりもゆったりしたシルエットのワンピースを選びました。
ワンピースは袖が短めで、首まわりも広めなVネックになっているので、いろいろな重ね着を楽しめる1着です。シンプルなデザインですが、大きめなポケットがアクセントになっています。
ワンピースの中に着ているのは、火曜日でも着用したサマーニットのトップスです。この日はモノトーンなカラーでコーデを組みたかったので、カバンもブラックのものを選びました。
アクセサリーはシルバーで統一しています。ゴツゴツしすぎずシンプルなものが多いです。
部屋でゆっくりタイム。幅が広めなストライプのワンピースと、黒のパンツを選びました。
ボタンをいくつかあけて、袖まくりもしてみました。シンプルなシルエットの服を着崩してみると、また違った雰囲気が楽しめる気がします。ボタンを上まで閉めればより引き締まるため、仕事の日に着ることも多いです。
オフの日なので、ズボンもリネン素材のものを選びました。着心地もいいですし、ゆったりした雰囲気の服を選ぶことで、よりリラックスできるような気がします。
1週間のコーデを振り返ってみると、私が少ない服でファッションを楽しめるようになった理由が見えてきました。
・服の組み合わせ方を変えて、重ね着を楽しめるようになった
・本当に似合う服だけを厳選するようになった
同じ服でも、他のアイテムとの合わせ方を変えることで、ガラッと違う雰囲気が楽しめます。色の合わせ方だけでなく、素材やシルエットまで。「こんな合わせ方もできるんだ」という発見もまた、ファッションの楽しみ方だと気づきました。
またホテル暮らしを始めてからは、「自分に似合う服とは?」という観点でシビアに服を選べるようになりました。服を多く持てない分、買う段階で厳選する必要があります。でもそのおかげで毎日着る服を選ぶときに迷いません。
厳選した服だからこそ、長く楽しめるようになります。お気に入りの服やカバンは、今でも修理しながらずっと使っているんです。ひとつひとつの服への愛着が、以前よりも強くなったなとも感じます。
たくさんの服を買って味わうファッションも、たしかに楽しかったです。ですが今は、本当に大切だと自信を持って言えるアイテムとともに生活でき、より大きな充実感を抱いています。
服は少ないのに、満たされているような感覚。これからも、私なりにファッションを楽しめたら、と思います。
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イワタリサ
イワタリサ
goodroomホテル暮らし社員&サウナ部部長。新しいもの好きなハングリー20代。サウナと古着屋とだし巻き玉子が好き。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
Instagramでホテル暮らしの日常を更新中!:https://www.instagram.com/iwtr_37/