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服の断捨離のコツ。「持ちすぎない生活」を実践する5人に聞いてみました

軽やかな暮らしのはじめ方 Vol.55

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服の断捨離のコツ。「持ちすぎない生活」を実践する5人に聞いてみました

つい増えすぎてしまいがちな服。しかし「服を減らしたいけど、なかなかできない…」と思っている方も多いでしょう。そこでホテル暮らしや賃貸暮らしで「持ちすぎない生活」を実践している方々に、服を少なく保つコツについて聞いてみました。

text:RYO ODA

「少ない荷物で暮らす」達人に、断捨離のコツを聞きました

goodroom では、「goodroom サブスくらし」として、ホテルやマンスリーを1ヶ月単位で住み替えながら自由に暮らせるサービスを提供しています。

そこで暮らす皆さんは、「少ない持ち物」で暮らす達人。そこで今回は、「少ない持ち物」で暮らす5人の方に、「服の断捨離」をテーマにお話を伺いました。

石橋さん: 「サブスくらし」を利用し、ホテルやgoodroom residenceで生活。スーツケース2つに収まる量の服を所有。(石橋さんのインタビュー記事はこちら

イワタさん: 「サブスくらし」を利用し、ホテルやgoodroom residenceで生活。スーツケース1つ分の荷物で生活し、服はトータル30着程度。(イワタさんの体験記事はこちら

Ai Okayamaさん: 賃貸暮らし。ホテル暮らしの経験あり。アウター6着、冬服トップス6着、夏服トップス6着、ボトムス6着の計24着で生活。(Okayama さんのお部屋はこちら

Azusaさん: 賃貸暮らし。夏はスーツケース1つ、冬は2つに収まる量の服を所有。(Azusaさんのインタビュー記事はこちら

三浦さん: 賃貸暮らし。服の量はスーツケース2つ分程度。(三浦さんのお部屋はこちら

みなさん共通して「スーツケース2つ」に収まるほどの量をキープしていらっしゃいます。

株式会社デファクトスタンダードが行った調査によると、女性が持っている服の枚数は平均65枚だったそう。今回お話を伺った4名は、そのわずか半分程度の服で生活していることになります。

どのようにして「服を持ちすぎない生活」を実現しているのでしょうか?そのコツについて聞いてみましょう。

シーズンごとに買う服は「平均3〜4着」

そもそも、みなさんはシーズンごとにどれぐらい服を購入しているのでしょうか?まずは服を購入する量について聞いてみました。

・石橋さん: 各シーズンごとに4〜8着
・イワタさん: 多いときで10着、少ないときは2着
・Ai Okayamaさん: 1シーズンに3〜5着くらい
・Azusaさん: 春夏、秋冬でそれぞれトップス3着、ボトムス1−2着。冬はさらにアウター1着くらい
・三浦さん: 多いときでシーズン毎に3着、少ないときで1着程度

大まかに平均すると、平均でシーズンごとに3〜4着買っているみたいです。季節ごとに服を買い足していても少ない量をキープしているため、買うのを我慢するだけでなく、服が増えすぎないよう何かしら工夫されているのがわかりますね。

断捨離のコツは「買ったら手放す」「自分に似合うものを厳選する」

シーズンごとに服を買っても、服が増えないのはなぜなのでしょうか?

みなさん共通の答えは、「服を買ったら、手放す」ということ。

Ai Okayamaさん:
服の数を一定に決めてローテーションさせています。新しく服を買ったら、その分元々持っている服から手放しています。

石橋さん:
新しい服を買うときは、持っているものを手放すタイミングだと決めています。思い切って断捨離して、どんな服が自分に必要かを見極めるのが大切だと思います

イワタさん:
新しいものを買ったら同じ数だけ売るようにしています。セカストとトレファクのようなリサイクルショップが大好きです。

また、服を選ぶときにもそれぞれこだわりがありました。

イワタさん:
着回ししやすいもの、パーソナルカラーに合うもの、仕事でもオフでも着れるものを選ぶようにしています。

Ai Okayamaさん:
買うときに意識しているのは「手持ちの服と合うかどうか、自分のなりたいイメージに合うかどうか、体型に合っているか、自宅で洗濯できるか」などです。

Azusaさん:
質が高く長く着れそうなもの。パーソナルカラー、骨格、顔タイプを知った上で、自分の好みと掛け合わせて選ぶこと。またすでに持っている服に合うアイテムを選ぶよう意識しています。

三浦さん:
流行に左右されるものよりは、日常の道具として長く着ることができるアイテムを購入するようにしています。

「自分に似合う服」を選べるようになると、服を買う基準がより明確になり、つい買いすぎてしまうことも少なくなりそうですね。

パーソナルカラー診断を受けたから、厳選できる。スーツケースひとつで楽しむファッション

服を「手放す」基準

あまり着ていなくても「いつか着るかも」「手放すのはもったいない」とつい服を残してしまいがちです。先ほどご紹介した調査においても、平均65着持っているにも関わらず、よく着る服は10着程度という結果が出ています。

「手放す服の選び方」についても聞いてみました。

Ai Okayamaさん:
手放すときは「着ていてテンションがいまいち上がらない、着心地が悪い」という部分を基準にしています。

Azusaさん:
捨てるのは1年以上着ていないもの、またはその服と同じシチュエーションで着る別の服を新しく購入したときです。

三浦さん:
手放す服を選ぶときは、オープンクローゼットに服を並べて吊るし、吟味しています

「着ていてテンションが上がるか」「持っている服を並べてどう感じるか」など、自分自身の感覚を大切にしている印象を受けます。また同じような目的で着る服を買ったときも、もともと持っている服を手放している方が多いですね。

誘惑に負けてしまいそうなときに意識していること

しかしそんなみなさんでも、「服が増えてしまいそう」なタイミングもあるそうです。

誘惑に負けてしまいそうなときに意識していることも聞いてみました。

石橋さん:
整理整頓できていないときは、同じ服を間違って買ってしまうこともあります。自分にとっては整理整頓しておくのが大切だと感じますね

イワタさん:
他人から見たら同じ色、同じ形でも私から見ると違うものはどうしても増えてしまいやすいです。でも新しいものが好きなので、「他人から見た印象が変わるかどうか」で判断したいです。それがまた難しい!

Azusaさん:
気軽に新しい服を買って試すことに対して躊躇してしまうので、「気になる服を自由に試してみる」という楽しみ方は減ったなと感じています。その代わり自分の見た目や好みをできるだけ理解したり、自分に合った質の高いものを選んだりする楽しさは得られるようになりました

三浦さん:
昔はとにかく色んな洋服に袖を通して、買っては失敗することもありました。そんな経験があったからこそ、自分が長く着る洋服とそうでない洋服の区別が自分の中でつくようになったのではと思います。ECサイトは新作やセールの情報が流れてくることも多いため、なるべく店頭で服を買うよう心がけていますね。

やはり衝動買いの誘惑は手強いですね……!しかし服選びの基準が明確にあることで、物欲に振り回されず、服の量を一定にキープできているようです。

服を増やしすぎないための3つのポイント

まとめると、5人に共通しているポイントは次の3つです。

・服を買ったらその分手放すルールを徹底している
・長く着られるものや、自分に似合うものを把握している
・服を整理整頓し、同じような見た目、目的のアイテムは数を絞る

また服を手放す際も「リサイクルショップやフリマアプリで売る」「誰かに譲る」といったようにゴミとして捨てないようにしているという意見も見られました。たしかに「手放す=捨てる」といった考え方だともったいなく感じてしまい、なかなか服も減らせないですよね。

goodroomも、不要な家具などをギフトとして送る「モノギフト」と提携しています。「捨てたいけどもったいない」と感じてしまう人は、ぜひチェックしてみてください。

ただ捨てるのはもったいない。断捨離する際に利用したいサービスを2つご紹介

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「たくさんの服を持って、いろいろなおしゃれを楽しむ」というのも、ファッションを味わう方法のひとつかもしれません。

でも「持つ服の量は少ないけど、大切な服を厳選して大切にする」という楽しみ方も素敵ですね。まずはクローゼットの中身を整理して、本当に必要な服の量について見直してみようと思います。

また goodroom では、少ない荷物で暮らす「ホテル暮らし」を楽しんでいる人々の様子をインタビュー形式でご紹介しています。荷物を持ちすぎず、身軽に生活するからこそ感じられること、見えてくるものについて、あらためて振り返ってみたいと感じました。

連載「軽やかに暮らす人」はこちらから

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三宅  

 

織田諒

織田諒

編集アシスタント。写真も動画も撮るのが好き。愛機はFujifilm。革のものと古いものが好き。論文を漁り回るのが趣味。

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