オンとオフを分けたい時に。リビングのおしゃれな間仕切り、実例まとめ
1K・ワンルームで一人暮らしをしながら、オンとオフのメリハリがつけられず疲れてしまわないように。生活習慣の違う2人が一緒に暮らすことで、お互いに気を遣いすぎないように。そんな一つのお部屋でオンとオフを上手く切り替えるための「間仕切り」アイディアをご紹介します!…
女子だって、DIYしたい!
女子力を活かして「楽しく☆ かわいく☆美しく」DIY活動をする「DIY女子部」にて講師経験のあるsonokoさんに、お部屋にいますぐ簡単に取り入れられるDIY術をお聞きするシリーズ。
第二弾は、「なんちゃって洋書」。「なんちゃって」だから、雨ざらしの庭やベランダにも飾ることができる!一気に自宅の庭がフランスアンティーク風になる技をご覧ください。
(編集部)
最近ぐっと寒くなってきましたね。
庭の緑が葉を落とし、庭が秋色を経て枯れ色になってきました。
枯れ色の庭で彩りとして便利なのが、今日のテーマであるなんちゃって洋書です。
木でできていますから雨ざらしもOK!
端材でできるからお金もかからないし、デザインもお好みのままです!
私は庭用の雑貨として作りましたが、
お部屋の中やベランダでディスプレイしていただいてもいいですね。
庭に置きっぱなしでも大丈夫なんですから、どこにおいても大丈夫です。
目立つ場所にディスプレイして、遊びに来た人をびっくりさせましょう。
会話が弾むこと請け合いですよ♪
まずは本にしたらちょうどよさそうなサイズで、節の少ない木材を見繕います。
節はとても硬くて彫刻刀できれいに彫ることができません。
厚みはお好みで構いませんが、私はツーバイ材がちょうどいいと思います。
私がなんちゃって洋書でよく使ったのは2×6材です。
木材の幅に対して長さが3対4が黄金比です。
何冊か作るのであれば木材の厚みやサイズを変えて作ると本物っぽく見えます。
端材がたまっているのであれば、その中からなんちゃって洋書にできそうな木材を探してみてください。
黄金比さえ守れば厚みも大きさもばらばらで大丈夫です。
まずは本を綴じた縫い目のへこみを彫刻刀の丸刀で彫ります。
私は豆カンナというもので削っています。
彫刻刀よりまっすぐに溝を彫ることができます。
彫刻刀でしたら丸刀で彫ってください。
次に本のページを表現します。
まずは表紙とページの境目を下書きします。
この時ページがくびれた場所と最初に彫った綴じ目が一致するようにしてくださいね。
ページを表現するために三角刀で彫っていきます。
木の繊維に沿っていれば彫りやすいですが、繊維に逆らって彫るのはかなり難しいです。
上下は無理しないでくださいね。
彫ってなくてもそんなに目立ちません。
木材の角はやすりなどで削って丸くしておくと、厚紙の柔らかい感じが表現できます。
今回は古紙の色味を表現するために、こちらの塗料を使いました。
屋外用なのに水性で取り扱いが楽です。
木材を保護する意図もあるので全体を塗ってください。
青ベースの色や柔らかい中間色の表紙の本にはこちらの色が相性よかったです。
モノトーンや赤ベースの色の表紙の本にはこちらが合うように思います。
明るいかなと思っても最終的には色が落ち着きますので心配しないでください。
次に表紙の色を決めます。
ページにペンキがついてしまうと台無しなので、気を付けましょう。
マスキングテープで保護したり、細い筆で丁寧にペンキを塗るといいと思います。
ここからが一番楽しい作業です。
デザインを考えたり文字や絵を入れていきます。
ゴールドやシルバーを入れると高級感が出てぐっと素敵になりますよ。
アクリル絵の具が色が豊富で発色がきれいです。
この本の題名は「オリーブの育て方」です。
フランス語 翻訳 で検索すれば翻訳サイトを使うことができます。
こちらはハンコで仕上げました。
「レース編み」の本と「照明」の本です。
「トールペイント教本」です。
これは私の初めてのトールペイントです。
図書館で借りてきた本を見たり、動画で見たりして、苦心してバラを描きました。
そしてこれが一番人気だった「ボロボロ洋書」です。
タイトルは「爬虫類」です。
表のいもりは市販のステンシルシートですが、裏のイモリはフリーハンドです。
この本は持ち主まで想像して作ったものです。
『生き物が大好きな小さな男の子の宝物だった図鑑で、
ボロボロになっても捨てられず、今は大人になった彼の書斎にしまってある。』
・・というストーリーまであるんですよ。
それがなぜ私のところにあるのか・・なんて無粋なことは考えちゃダメです。
作り方は下地を塗った後、ペンキを剥がしたい場所にでんぷんのりを塗ります。
ここからは急いでください。
仕上げで上に塗り重ねたペンキが乾ききらないうちに剥がし取ります。
どんなふうに剥がれるかは運次第なところもありますが、
どんなふうに剥がれても不思議とかっこよく仕上がりますよ。
最後に出来上がった洋書にブライワックスを刷り込むと古っぽくなります。
古紙の質感を表現するために塗った木材保護塗料も溝に入り込むことで陰影ができ、
この段階でぐっと落ち着いた色になります。
汚いのが嫌な方はそのままでも大丈夫ですが、アンティークがお好きでしたらぜひ試してみてください。
by sonoko from DIY女子部
1972年1月20日生まれ。DIY女子部で sonoko として活動中。本業は訪問診療で入れ歯を作る歯科医師で、家庭では3人の子の母でもある。DIYは欲しいものを得るための手段だと考えているため、同じものを複数作るのはあまり好きではない。目標は専用庭に小さなガーデンシェッドを建てること。
>ブログやってます。青空工房